幼い頃、藤子・F・不二雄氏の描く未来に心を奪われ、物心ついた時にはテクノロジーの持つ可能性、そして突然自分達の暮らしを変える”ひみつ道具”の出現に夢中になっておりました。幼心にみた世界は希望に満ち溢れ、何気ない日常において心踊るいくつものドラマがありました。テレビ放送が終わった時には涙した記憶も鮮明に残っています。
30年以上経った今、ふと周りを見渡すと、自分が想像していた「未来の現在(いま)」とは少し違った風景が見えます。街を歩く大人達の顔はどこか暗く、どこか灰色に感じます。
私は30を超えても、まだ見ぬ未来を追いかけ続けているからか「何がしたいかわからない」と言われることが多くあります。それでも「ワクワクしながら生きている方が自分らしい」と思い、今、自分のやりたいこと、好きなことを選び続けてきました。
そんな中、本音を隠さず、自分の人生を生きている堀江貴文さんと出会い、その考え方・生き方に惹かれていきました。彼とともに「ホリエモン万博」というイベントを立ち上げ「六本木を盛り上げよう!」という活動を4年にわたり行ってきました。イベントの作り手がエネルギーを注ぎ込めば注ぎ込むほど、その熱量は多くの人に響き、そこに訪れた人たちの笑顔を生み、作り手も幸せになる、という好循環を生み出すことを知りました。
その経験を、今度は街づくりに活かしたい。大きな挑戦となりますが、一人の熱量は、周りに伝わり、多くの仲間を作り、やがて街全体が一つの組織となって動くのではないか。そんな空想をしながら、今日も楽しく生きています。不束者ですが、どうぞよろしくお願いします。